診療部門のご案内

呼吸器リハビリテーション

 近年、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患が原因で、体力の低下や息切れがひどく、日常生活に不自由を抱える患者さまが増加しています。呼吸器リハビリテーションとは、呼吸器に問題がある方に対し、息切れの軽減や、日常生活を自立して楽に過ごしていただけるよう支援する医療です。

 

岸和田盈進会病院では泉州地域最多の常勤呼吸器専門医が2名、呼吸認定療法士が在籍しており、365日患者さまの病態に合わせた積極的な包括的呼吸器リハビリテーションを実施させていただいております。また、リハビリ計画書に基づき看護師もリハビリテーションのサポートを行います。

包括的呼吸器リハビリテーションとは?

包括的呼吸器リハビリテーションは病気に対する治療や、予防・急性期・慢性期、さらには在宅医療や社会参加に向けて医療・看護・リハビリ・介護・社会支援など幅広い医療分野を多職種で協力し支援を行うものです。

医師

呼吸器に関する身体の仕組み・病状の説明を行います。

薬剤師

薬剤の作用・副作用の説明や、吸入薬の方法・回数・時間の説明を行います。

看護師

疾患の自己管理や、心理面(不安・ストレス)の援助を行います。

リハビリ

運動療法や日常生活動作の工夫や指導を行います。

栄養士

栄養指導や食事方法の指導を行います。

社会福祉士

社会福祉サービスの説明を行います。


どのような患者様が対象なのか?

 COPD・肺炎などの呼吸器疾患を有する患者さま、在宅酸素療法の導入や酸素流量の変更を検討している方など、呼吸機能重症度は問わず、在宅生活に向けて呼吸器リハビリが必要だと考えられる患者さまを対象に約3週間の入院で集中的にリハビリを行います。

入院してどのようなことをするのか?

 呼吸器専門医と呼吸認定療法士を含むリハビリスタッフや、薬剤師・看護師・栄養士・社会福祉士などが協力し、内科治療はもちろん、リハビリ・日常生活指導・服薬指導・栄養指導・社会的サービスの提案など多職種で『包括的』に対応いたします.
 リハビリでは、“根拠に基づいた攻めるリハビリテーション”の理念をもとに、臥位で行う呼吸介助などの徒手療法を必要最低限とし、運動療法(立つ・歩くなど)を基盤とした積極的なリハビリや、運動に合わせた呼吸指導などを行います。また、息切れと筋肉には深い関係があり、足の筋肉を鍛えると息切れが軽減するといわれています。そこで筋力増強を目的とした運動や、電気刺激による筋力トレーニングを併用し、効率的に足の筋肉が付くよう支援いたします。
 入院前後の身体機能や動作能力・QOL(生活の質)などを評価し、改善点や今後の問題点を明確にいたします。
 また、リハビリ以外の時間に行う病棟練習にも力を入れており、自主練習や日常生活指導・呼吸症状の自己管理が行えるよう病棟スタッフとともに支援いたします。

 

   

退院後はどうなるのか?

 退院後の生活が円滑に行えるよう生活指導や住宅改修・福祉用具の提案、公的医療サービスの提案、必要に応じて酸素関連業者などと連携をとり、包括的呼吸アプローチを実施いたします。
 入院中の経過や退院時の情報は、患者さまや紹介元の病院に報告するとともに、地域医療連携を深め、より一層最適な医療サービスを提供いたします。

医療法人盈進会 岸和田盈進会病院
〒596-0003 大阪府岸和田市中井町1-12-1
電話番号 072-443-0081